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2020年末のFlash終了により一部写真を鋭意入替中

〜目指したのは、気持ちよく居心地のいいワンルーム。開放感に満ちた空間に包まれて、リラックスして暮らしたい。




 所在地:長野県佐久市
家族構成:夫婦 + 猫1匹 + 犬1匹
 用 途:店舗(動物病院)併用住宅
 構 造:木 造
 階 数:地上2階建て
延床面積:145.57m2(43.95坪)
設計期間:2005年07月 〜 2005年10月
工事期間:2005年11月 〜 2006年03月
     2006年 3月竣工


外部仕上げ:  
  屋根材/ガルバリウム鋼板 立ちハゼ葺き
  外壁材/断熱材入りガルバリウム鋼板(ガルスパン)張り
  開口部/アルミ樹脂複合断熱サッシュ(Low-Eペアガラス)
  断熱材/断熱材サンドイッチパネル(外断熱)

内部仕上げ:
  1階 床/リノリウムシート、長尺塩ビシート貼り
     壁/モイスt=9.5mm張り
    天井/モイスt=6mm張り
  2階 床/パイン無垢フローリング オイルフィニッシュ
     壁/シナ合板t=5.5mm オイルフィニッシュ
    天井/断熱パネル (モイス) 表わし

設備機器等:
  暖房方式/温水パネルヒーター(灯油式)
  キッチン/SUNWAVE製システム(アクティエス)
  衛生機器/TOTO(ユニットバス、トイレ)


ご主人様より:

 今回、私達は「動物病院併用住宅」という形で設計監理をお願いしました。
 「動物病院」という一般住宅とは懸け離れた機能性を必要とする建物の依頼先を一体どこにするのが良いのだろうか、ということでは随分と悩みましたが、まずここ佐久で開業するからにはこの土地の「気候風土」を知り尽くした方にお願いしたいという方針はすぐに固まりました。


 以前の住まいが東京/浅草であったこともあり、RYU建築設計事務所との出会いはインターネット上でホームページを見たことががきっかけでした。
 他の「建築家」と呼ばれる方々の曖昧で抽象的なHPが多く見られる中、非常に分かりやすく建築には素人の我々にも分かる様に試行錯誤されたであろうその内容は「家づくりの楽しさ」と「依頼することへの安心感」を与えてくれるものでしたし、緻密かつ明確に作られたホームページを一通り読んだ時点で、その丁寧な仕事ぶりは容易に想像できました。


 メールで数回のやりとりを重ねた後、初めて会って話し終えたときには、内心依頼を決めていました。
 「動物病院」というものの設計依頼を受けるのは初めてとはいえ、プロとしての経験と自信とをきちんと示して頂けましたし、それによって一緒に作り上げることへ期待と信頼を持つことができたからです。
 住宅部分に関しては、事前に「ピアノハウス」を見学させて貰ったこともあり、早い段階で提唱されている「快適さ」や「生活の楽しさ」を実感し、同時に住宅設計における明確なポリシーを理解し共感できました。
 依頼をほぼ決めたときには、期待こそあれ不安はほとんど無くなってしまいました。


 我々のケースでも設計料を含めた建築コストは非常に重要な要素でした。
 それによって依頼先を迷っていたのも事実です。
 しかし、建築において、真の意味での「自由設計」と「しっかりとした現場監理」の必要性と重要性に気が付いてからは、「信頼出来る設計事務所」を探し出し、依頼するという方針は不動のものとなっていました。
 その為に支払う設計監理料は妥当なものであると考えていましたし、実際に建築コストに関しても本当に良く考えてもらいましたので、結果的にほぼ予算通りに費用は納まりました。しかもその内容は非常に充実しています。


 信頼できるのかどうかを依頼する時点で見極めるのは難しいことでしたが、私なりのポイントはこちらの質問に対して「真摯に考え、答えてくれる」ことでした。
 嘘や誤魔化しを言っていればすぐに分かりますし、基本的ですがとても大事なことだと思います。
 今回、特にそのことで私が不安を抱いたことは設計から竣工まで終始ありませんでしたし、手前味噌ですが、何でも質問できたことによって素敵な建物が完成したと思っています。


 「設計事務所とつくる家」では竣工まで実物を見ることはできない訳ですが、膨大な量の設計図面とCG、そして丁寧な説明とでかなり詳細に話を詰めることができましたし、そこから実物を想像するのは比較的容易であったと思っています。
 とは言え、着工から約5か月、完成した我家は想像よりも何倍も素晴らしいものでした!
 自分達だけの為に考え抜かれた「わが家」での生活は、本当に「豊か」で「幸せ」ですよ。


 RYUさん、ありがとう。