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2020年末のFlash終了により一部写真を鋭意入替中

〜住宅が密集する変形地に建ち、性格の異なる3つの豊かな庭をもつコートハウス。


 所在地:長野県上田市
家族構成:夫婦
 用 途:専用住宅
 構 造:木 造
 階 数:地上2階建て
延床面積:116.14m2(35.06坪)
設計期間:2006年05月 〜 2007年03月
工事期間:2007年04月 〜 2007年09月
     2007年 9月竣工


外部仕上げ:  
  屋根材/ガルバリウム鋼板 立ちハゼ葺き
  外壁材/断熱材入りガルバリウム鋼板(ガルスパン)張り
  開口部/アルミ樹脂複合断熱サッシュ(Low-Eペアガラス)
  断熱材/断熱材サンドイッチパネル(外断熱)

内部仕上げ:
  1階 床/シナ合板t=9mm オイルフィニッシュ
     壁/モイスt=9.5mm張り
    天井/モイスt=6mm張り
  2階 床/パイン無垢フローリング オイルフィニッシュ
     壁/シナ合板t=5.5mm、モイスt=9.5mm張り
    天井/モイスt=6mm張り 一部断熱パネル表わし

設備機器等:
  暖房方式/温水パネルヒーター(ガス式)
  キッチン/オリジナル特注製作品
  衛生機器/TOTO(ハーフユニットバス)
       INAX(トイレ)


ご主人様より:

 私たちの家を通してみると、RYU建築設計事務所の設計は隅から隅まで目の行き届いたものである、と断言できます。


 上棟して初めて建物の形ができたとき、2階の窓から見る景色は想像以上にすばらしいものでした。隣の家が接近していたにもかかわらず、窓からは全くそのことを感じさせない景色である上に、遠くの山々や自然を一望できる、想像していなかった景色が広がっていたからです。この窓の配置だけでも、設計のすばらしさを感じずにはいられません。感激しました。


 私たち夫婦にはまだ子供がいませんので、子供がいる夫婦の設計と、私たちの望む設計とは子供がいるかいないかだけで、大きく変わるものでしょう。でも、子供が出来たときの事も当然考えたい。そうしたときに、家の方からこういう住み方、暮らし方はどうだい?と提案してくれるような家になりました。自分たちの半歩先から手を差しのばしてもらえているという感じでしょうか。決して自分たちから遠すぎる暮らしでなく、かといっていままでの自分たちそのままでもない、半歩先の住み心地が実現されました。




 自分たちの希望や、想い、将来の家族の変化に対する不安は、なんどとなく繰り返された打ち合わせの中でRYUさんと、私たち夫婦のなかで咀嚼され、消化されていきました。初めての打ち合わせから、入居まで1年半近い日時は考え方を理解したり、共有したりする大事な時間であったと感じています。そして、思いを共有できるからこその監理を行って頂いたと理解しています。


 具体的には五角形の変形地で、隣の家に接近した分譲地である私たちの土地は、様々な問題を抱えていましたし、正直にいうと建物においては施工の問題もありました。そうした諸問題に対し、RYU建築設計事務所は明確な答えを私たちに提示してくれました。変形地であることは利点として生かし、私たちの希望である大空間を実現するために2階リビングという答えを提示してくれました。隣家との接近は目の行き届いた設計で窓の位置に思案を巡らして、これを克服し、さらに素晴らしい景色を与えてくれました。素晴らしい景色や採光は、私たち夫婦に明日への活力と、満足感を与えてくれます。




 RYUさんの設計する家には、たくさんコンセントがあります。本当に、どこに行ってもコンセントがあるので二股、三股ソケットなんて使わなくなりました。これになれると、あ〜ここにももっと欲しいな、なんて欲もでます。床から生えているコンセント、すごく便利ですよ。是非あちこちつけてみてください。
...と、本当に細かすぎるようなことですけどね。こんな贅沢な悩みも、もともとコンセントがたくさんある設計があるからです。




 設計、施工中、引き渡し後と、何度となく私たち夫婦の間では、不安感が大きくなることがあって「大丈夫なのか!?」と思ったりすることがありました。そのたびに「これ、RYU建築設計事務所じゃなきゃ、具合悪くなるほど、悩んでいたよね。」と話したことが少なからずあります。
 そうしたRYUさんに対する信頼感はこれまでの濃密な打ち合わせと、丁寧な対応の中で育まれたものです。この信頼感が将来にわたって、持ち続けられると確信しています。
 今回は本当にありがとうございました。

奥様より:

 私たちとRYUさんとの出会いは「バルコニーを囲む家」のオープンハウスでした。まだ、どんな家がよいかはっきりとしたビジョンがないままの訪問でしたが、ドキドキしながら入っていくと、ためいきがでるようなステキな空間。


 1つ1つの質問に丁寧に答えてくれて、何よりも施主の「想い」をそのまま尊重して設計に取り組んでいる設計士RYUさんの「想い」が伝わってきたことが、「ここへ頼もう」と思わせる第1の要因だったと思います。




 それは、私たちの家でも同じように、「想い」を形にしてもらえました。
 毎朝、カーテンを開けて外を見るのがうれしかったり、天気のいい日の洗濯はワクワクしながらベランダに出たり、廊下から見る明るい玄関を見てほくそ笑んだり、朝のキッチンがポカポカ暖かかったり・・・そんな毎日がRYUさんからの贈り物のように思えます。


 この家で自分たちも年を重ね、これから生まれくるだろう子供たちをここで育て、成長していけることを幸せに感じています。