トビラ(DOOR) [NEW]



 障子に代表されるように、建具には「空間を仕切る」という役割がありますが、いまや単なる部屋への出入り口になってしまっている気がしてなりません。

 設備を除いて建物内で唯一可動する「建具」は、耐久性と同様に、親しみやすく使いやすいことが必要不可欠です。
 そこに程よいセンスがプラスされれば、毎日の生活もきっと楽しくなるはず。
 使う材料や金物に既成概念をもたなければ、様々なバリエーション・方式ができるのです。

 トビラに埋め込まれた丸いアクリルから溢れる光はやさしく人を迎え入れ、
 天井までの大きな片引きトビラは空間の使い方を自由にし、
 壁と一体化されたトビラは向こうにあるトイレの存在を隠し、
 意図的に白く設えたショウジは清潔感を生む。

全てオリジナル建具がなせるワザ。


 薄く削られた木(突き板)が貼られたチープな印象の既製ドアなどやめて、トビラのデザインをもっと自由に楽しんでみてはいかが?


〜以下、順次 執筆公開 予定





愉しむ心のゆとりが大切。