風 呂

リラックスできるしつらえがほしいですよね

坪庭なんてあれば、最高のバスタイムでしょう?

木の香りに心身とも癒されて

ガラスタイルを貼ってホテル気分を満喫

 お風呂といえば、ユニットバスを選択されることが一般的で大半を占めています。
 予算に応じてメーカーとグレードをおおまかに設定しておき、現場では壁や床と浴槽の色、あとはオプションと呼ばれている細かな部分を確認すればOK、防水面も安心です。

 皆さん予算との折合いや機能性重視で選択されていますから、ユニットバスを選択することに異論を唱えるつもりは全くありませんが、個人的にはそれが組み上がった姿を見るとどうしても冷たい印象を感じてしまうのです。

 オプションを豪華にするだけではなく、お風呂はもっとリラックスできるしつらえを整えた方が毎日気持ちよく使えると思います。

 浴槽から下だけユニット式のハーフユニットバスにして壁と天井はヒノキなどの木材を張るとか、
 直接肌に触れる浴槽を木製(ヒノキやヒバ材など)のものにしてみるとか、
 屋外に目隠し壁を立てたりして坪庭を大きな窓からゆったりと眺められるようにするとか、
色々と工夫した楽しめる余地がたくさんあります。


 造り付けのお風呂とユニットバスでは前者の方が少々高上がりになってしまう場合が多いです。
 両者とも材料や設備自体の値段に大差はないのですが、造り付けにすると複数の職人の手が必要となるためその手間賃が高いのです。
 お風呂を造り付けとすることに限ったことではないですが、多少高価になったとしても長い目で見たとき建主さんがそこにこだわりと価値観をもって投資できるどうかが一番のポイントなのです。