房 方 式(床下放熱器 + FFストーブ)

FF式ストーブ

床下放熱器

 燃焼済みの汚れた排気は密閉して屋外に排出できるストーブ1ヶ所と、床下空間に放熱器を複数台設置して暖房を行うシステムです。

 FF式ストーブの形状は昔の石油ストーブに似ていますが、前面にのみ暖かさが輻射されるようになっています。
 バーナーを2つ内蔵しており、このストーブで「ストーブ単独」、「ストーブ+床下放熱器」、「床下放熱器単独」の3モードを切り替えて運転することができるようになっており、タイマー設定やセーブ運転も可能です。

 床下放熱器の形状は車のラジエターに似ており、細かいフィンの中に温水(実際は不凍液)を循環させて床面に設置したガラリ(写真参照)から暖かい空気を室内にやんわりと輻射します。
 基礎の断熱をしっかりしておけば床下空間全体が暖まるので、弱めの床暖房としても機能します。
 コストは比較的安価なので、導入しやすいシステムかもしれません。


 実例では、「竹格子の家」に床下放熱器5台のみのシステムを、「矩形の家」にFF式ストーブ1台+床下放熱器2台のシステムを導入しています。