H S S 金 物(木造軸組緊結)

構造材を強固に緊結

施工もカンタンで工期短縮

 一般的に在来軸組工法において、柱と梁の仕口加工として柱には彫り込み(断面欠損)が行われますが、これにより部材を部分的に細くすることになり、強度が弱くなってしまう傾向があります。
 そこで、柱と梁・柱と土台などの各部材同士の接合部には金属製の専用接合金具をよく使用します。
 強固な金具によって躯体をハイレベルで均一に緊結し、荷重・台風・地震などの建物への外力に対して格段の強さを実現します。
 メーカーによると、従来の在来軸組工法よりも接合部の強度が高い(1.25倍以上)ことが公的試験機関における試験により実証されています。
 様々な金物工法が存在しますが、柱と梁の接合部に隙間ができずキレイで高耐久な納まりをしている、HSS金物を多用しています。

 この金物を使う上での唯一の難点は、構造材に無垢材は使用することができず、集成材となってしまうことなのですが(※)、それをデメリットととらえても相殺できる価値のある、優れた工法だと思います。
 (※メーカーによると国産スギ乾燥材でも使用可能となっているが、木材のプレカット工場が対応
   できていない現状がある。)



材料メーカー:grandworksLinkIcon

詳しくは こちらLinkIcon