09. 地鎮祭と工事着工
いよいよ工事が始まります
地鎮祭とは、建主さんが敷地に初めて手を加えることを土地の神様にお許し願う儀式です。
近年では、さほど重要な儀式ではなくなってきている感がありますが、建主さんにとってケジメともなり、気持ちが引き締まるものです。
日時は、関係者(建主さん・施工者・設計者)が都合の良い午前中の時間帯に行い、通常は建主さんが参加しやすい休日の土日に行うことが多いようです。
方式については、地方による慣例の違い、施工者・神主による違い、建主さんの考え方による違いなど、微妙な差異があるため、ここで細部について触れることは控えます。
地鎮祭の前に当事務所から施工者へ指示し、敷地に建物の外周輪郭線に沿ってロープ(地縄といいます)を張ってもらいますので、敷地境界線からの距離や建物の大きさなどを地鎮祭当日に必ずご確認ください。
地縄や基礎工事の段階では、建物を非常に小さく感じる方がほとんどなのですが、これは間違っているわけではなく、平面的にしか見えない一種の目の錯覚ですので、ご安心を。
また、敷地で三者が初めて顔を合わせますので、建主さんの立場から敷地や周辺環境に関する注意事項があれば、お話しください。施工者と連絡先の交換もしておけば後々便利でしょう。
地鎮祭後は工事でご迷惑をおかけするご近所様へ施工者とともに挨拶廻りをしていただきます。
(挨拶用の粗品は施工者が用意します)
地鎮祭が滞りなく終了すると、数日の準備期間ののち基礎工事が始まります。