05. 基本設計の打ち合わせ〜承認まで

住まいの枠組みについて決定していきましょう


 ファーストプランをもとにして基本設計ではカラーで配置図・平面図・断面図・立面図をほぼ毎回、頃合いをみて仕上表・軸組計算書を提出しますので、各図面について確認していただきたいことを説明します。
 ご要望などはその都度お受けしながら打ち合わせ(2週間に1回程度)を重ねていきます。
 前回の「設計打ち合わせ記録」を提出し、変更や決定した事項などについて確認をとりながら進行していきますので、打ち合わせのときには必ず承認用の印鑑をご持参ください。

基本設計図面 ▶



 配置図では道路や周辺建物との位置関係をよく確認してください。希望の駐車台数がとれているか、駐車方法に不具合はないかなども確認しておくとよいでしょう。塀や庭をつくるときにはその広さなどにも目を配っておくとよいと思います。

 仕上表では、内外に使用する材料を確認してください。
 特に気になるのは外壁・内壁・床であると思います。使用面積が大きな部分については、サンプルを使って説明いたします。

 平面図では、各室の広さはもちろんのこと、家事動線の使いやすさ、扉が開き戸か引戸か、窓の位置と大きさ・開閉方式も確認してください。

 断面図では、1階の床高さ、天井の高さ、窓の高さ、などを確認してください。夏冬の太陽光の入射角も図中に明記しておりますので、夏の遮光・冬の採光についても注意しておくとよいと思います。

 立面図では、屋根・外壁の色合い、窓の大きさ、プロポーションなどを確認してください。外観を過剰に装飾することはとても簡単ですが、実際に完成するとまとまりのない印象となります。シンプルにスッキリ見せることほど創意工夫が必要で、設計ではそれを心掛けています。

 これ以外にも、ご要望にあわせ補助的に CGパースなどを作成してイメージづくりをお手伝いしていきます。

 なお、配置(敷地に対する建物の位置と形状)が固まり次第、当事務所で代行して地盤調査を専門調査会社に依頼します。
 しっかりとした基礎をつくるためには確実な調査データが必要ですので、建主さんには費用負担(5ヶ所調査で3〜5万円)へのご理解をお願いいたします。


 このように打ち合わせ・図面修正を幾度となく繰り返し、全てのもととなる基本設計での打ち合わせを納得いくまで行った上で、建主さんの承認をいただく形式をとっております。
 建物についての大筋の意思決定をしておいていただければ、お互いの手戻りも少なくなり、実施設計での細部についての打ち合わせもスムースに行えると思います。


 こちらで作成した「基本設計業務完了報告書」に署名・捺印をいただくことで基本設計が完了した証しとなります。
 同時に請求書をお渡ししますので、10日以内に基本設計料をお支払いください。



関連リンク:Process/ STEP 1. 基本設計




先輩方のご感想(基本設計 編)


その1
事前にオープンハウスを見学していたので、図面や材料のサンプルを見せられたときに全体のイメージをつかみやすかった。
その2
キレイにカラー着色された図面は楽しく見ることができ想像力をかき立てられた。特に立面図はイメージパースをつくってもらう前からカッコイイと感じられるセンスの良いものだった。
その3
こちらの好みを丁寧に汲み上げてくれ、多種多様な材料から予算に見合った候補を提案してもらえたので、じっくりと考えたり検討することに集中することができた。
その4
あとからの追加要望にも気長に付き合ってもらい、その都度の変更も迅速だったので、期間の終盤には考えることがとても楽しくなっていた。

などなど...