06. 実施設計の打ち合わせ〜承認まで


住まいの詳細について決定していきましょう



 実施設計で確認していただきたいことを説明します。
 ご要望などはその都度お受けしながら、図面の作成進行に合わせて打ち合わせ(2週間に1回程度)を重ねていきます。
 前回の「設計打ち合わせ記録」を提出し、変更や決定した事項などについて確認をとりながら進行していきますので、打ち合わせのときには必ず承認用の印鑑をご持参ください。

実施設計図面 ▶



 実施設計図面を作成する目的は主に、基本設計でまとめた内容の具現化、施工業者からの正確な見積根拠徴収と、工事現場での設計意図の正確な伝達にあります。
 少々ヤンチャな表現ですが、図面は建築の専門的なルールに乗っ取って描かれていきますので、建主さんにとって理解できることは多くないと思われます。
 実施設計図面を理解して施工業者に指示できるのであれば、家づくりはご自分でできますので、全てについて把握しようとする必要はありません。
 それを補うために当事務所にご依頼いただきますので、確認または意思決定してもらいたいポイントや建主さんからの疑問点などについては、カタログやサンプルなどを用いてその都度打ち合わせをお願いしております。


 綿密な図面をゼロから描いていきますので最低でも2ヶ月という期間がかかりますが、焦らずにじっくりと取り組んでください。
 実施設計においても、打ち合わせ・図面修正を繰り返し、最終的に建主さんの承認をいただく形式をとっております。
 こちらで作成した「実施設計業務完了報告書」に署名・捺印をいただくことで実施設計が完了した証しとなります。
 同時に請求書をお渡ししますので、10日以内に実施設計料をお支払いください。


関連リンク:Process/ STEP 2. 実施設計





 実施設計期間の終盤には、金融機関への融資申請の補助と、建築確認申請の代行業務を行います。

 融資申請は建主さんに申請書類への基本的な記入・捺印をしていただき、技術的な事項についての記入と申請業務は当事務所が代行します。
 申請費用はかかりませんが、返信用封筒への切手代のみ建主さん負担となります。






建築確認申請 はその全てを当事務所が代行し、建主さんには「申請者」として捺印いただきます。
 申請にかかる費用は建物の構造・規模によって異なりますが平均的な木造住宅で16,000円が目安となります。(申請料は建主さん負担)
 着工前の確認申請とは別に、竣工前の完了検査申請も必要となります。




先輩方のご感想(実施設計 編)


その1
基本設計でプランや主な材料についての方向性について意思決定させられていたので、今度は細かいことについて集中して考えることができ、理にかなった進行にナルホドと納得した。
その2
図面枚数の多さには正直ビックリさせられたが、自分達の住まいを真剣に考えてもらっていることが実感でき、信頼感が増したと思う。
その3
家具の高さや棚の枚数、ドアノブ、コンセントの位置、照明器具のひとつひとつまで描き込まれた濃密な図面と、わかりやすい説明に感心した。


などなど...